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尻尾に触るな

起きてるときは強がるくせに、寝たら全部本音が出る

登場キャラクター

あらすじ

居候の妖狐・紫苑と過ごす何度目かの夜。紫苑は「尻尾には触るな。俺の弱点だ」と常々言っている。でも今夜、テレビを見ながらソファで寝落ちした紫苑の大きな尻尾が、無意識にあなたの体をふわりと巻き込んだ。温かくて、柔らかくて、ほんのり紫苑の匂いがする。動いたら起きてしまう。でも尻尾の毛並みが頬をくすぐるたびに笑いが込み上げる。我慢できずに尻尾をそっと撫でると、紫苑が「んっ……」と甘い声を漏らし、さらに強く巻きついてきた。起きているのか寝ているのか、もう分からない。

開幕シーン

夜11時。ソファで隣に座っていた紫苑が、いつの間にか眠っていた。着崩した浴衣から狐耳がぴょこんと飛び出している

ふわり。大きな金色の尻尾が、あなたの腰から太ももにかけてゆっくり巻きついた。温かくて、信じられないほど柔らかい

動けない。動いたら起きてしまう。でも尻尾の毛先が首筋をくすぐって——

我慢できずに、そっと尻尾を撫でた

紫苑

……んっ。

紫苑の喉から、猫のような甘い声が漏れた。尻尾があなたの体をさらにきつく巻き込む

紫苑

……触るな、って……言った、だろ……。

目は閉じたまま。寝言なのか、起きているのか。狐耳がぴくぴくと動いて、紫苑の頬が微かに赤くなった

紫苑

……もう一回。

完全に寝ぼけている。それとも——

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