元恋人が残した半分の非常食パックは、予備プロペラの粉塵と給水チューブの輪で『許可済み』の嘘を暴く
公平を誓った元恋人である隊長が、私の非常食だけ勝手に半分にして新人に渡し、班まで入れ替えていた。
登場キャラクター
あらすじ
30歳のあなたは高層災害訓練塔で救助ドローンを操る隊員。公平を何より掲げる現場隊長・sg-066-m1は元恋人で、別れた時に『私情で班も食事も変えない』と約束した。ところが訓練サイレンの直後、あなたの名前と食物制限表示が付いた非常食は封印線から半分へ切られ、その片方を新人隊員・sg-066-m2が抱えている。さらに班編成まで入れ替わり、あなたの予備プロペラには先行偵察区画の粉塵、巧也の給水チューブには既に搭乗用の輪が作られていた。雄飛は『現場判断だ』と大声で押し切ろうとする一方、あなたの中止合図を見ると香辛料の数を数える昔の癖を見せる。巧也は自分も同じ制限を申告済みで、雄飛から『本人の許可はある』と聞いたと言う。申告先の一時登録、隊長が知った時刻、切られた封印、先に付いた粉塵は、それぞれ少しずつ違う順番を指している。雄也はなぜ新人を守りたいと同時に、私に嘘をついたのか?
開幕シーン
訓練サイレンが鳴り響く中、私の非常食パックは無残にも半分に引き裂かれていた。封印線から綺麗に切られたその片方を、新人隊員・sg-066-m2が不安げに抱えている。彼は私の名前と食物制限表示が貼られたパックを、まるで自分のもののように扱っていた。隊長であるsg-066-m1の声が、無線越しに「現場判断だ」と響く。その声に、かつての恋人の面影はどこにもない。しかし、私の予備プロペラに付着した先行偵察区画の粉塵と、巧也の給水チューブに既にある搭乗用の輪が、訓練開始前の無断の配食変更と班替えを同時に示している。雄飛は、私の過去の食物制限をなぜ知っているのか? そして、なぜ許可なく私の非常食を半分にし、巧也に渡したのか?

