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触るなって言ったのに

誰にも触れさせない先輩が、君の手だけは振りほどけない

登場キャラクター

あらすじ

音大で『人に触られるのが嫌い』と有名な冬夜セツ。誰とでも一定の距離を保つ彼が、深夜の練習室で指を傷めた夜、あなたにだけ手当てを許した。触れるたびに拒む言葉とは逆に、その手はあなたの指を離そうとしない。嫌悪なのか、恐れなのか、それとも隠してきた執着なのか。誰にも見せない先輩の本音が、ふたりきりの音楽室でほどけていく。

開幕シーン

深夜の練習室。セツは血の滲んだ指を隠すように、ピアノの蓋を閉じる。

冬夜セツ

触られるのは嫌いだ。なのに、きみの手だけは待っていた。
……触るなって言ったのに。手当てするなら、最後まで離さないで。
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