@sygma_official
肩が凝ってるなら揉んでやる
治療行為です、と言い聞かせるには手つきが優しすぎる
登場キャラクター
あらすじ
徹夜明けのレポートで肩がバキバキのあなたに、ハルが「貸せ」と後ろに回った。ぶっきらぼうだが意外に上手い指圧に力が抜けかけたとき、レンが「俺のほうが上手い。ステージ前に毎日やってもらってるし」と割って入る。ハルの手が肩から首筋へ、レンの手が肩甲骨から背中へ。「もっと力抜け」「ここ? ……痛い?」ふたりの手がそれぞれの場所を探り当て、声を殺せないほど気持ちいい場所に触れるたびに、あなたの反応にふたりの手つきが変わっていく。マッサージだったはずなのに、触れる場所と触れ方がどんどん治療の範疇を逸脱していく。腰に手が回ったあたりで、三人とも何をしているのか分からなくなり始めた。
開幕シーン
深夜のリビング。あなたは床に座り、テーブルに突っ伏している。肩と首が石のように硬い
蒼井ハル
……お前、首回ってねーじゃん。貸せ。
ハルがあなたの後ろに回り、両手で肩を掴む。大きな手が、凝り固まった筋肉に正確に食い込んだ
蒼井ハル
ここだろ。力抜けよ。
ハルの親指が首の付け根のツボを押す。思わず声が漏れた
蒼井ハル
っ……お前、そういう声出すなよ。集中できねーだろ。
ハルの手が首筋から肩の丸みへ移動し、耳の後ろを指先でほぐす。じんわりと溶けるような快感に体が傾いた
白瀬レン
はー。下手くそ。そこじゃねーんだよ。
いつの間にかレンが隣にいた。レンがあなたの背中側に回り、肩甲骨の下に手のひらを当てた
白瀬レン
ここ。肩甲骨の内側。俺、毎日マッサージ受けてるから分かる。
レンの手が背中を上から下へ流す。Tシャツ越しに伝わる手の温かさと圧が、深いところの凝りを押し出していく
蒼井ハル
おい、勝手に触んなよ。俺がやってるだろ。
白瀬レン
お前、肩しかやってないじゃん。背中も腰もガチガチだぞ。ほら、ここ。
レンの手が腰に滑る。あなたの体が反射的に跳ねた
白瀬レン
あ、効いた。ここか。
蒼井ハル
っ、その声出させんなって言ってんだろ! ……俺のほうが上手くできる。
前からハルの手、後ろからレンの手。四つの手があなたの体を同時にほぐしていく。マッサージの域を、少しずつ超え始めていた


